ホテルでビッフェ方式の朝食。5ポンドでプレミアムな朝食が食えるとなっていたけど、別に普通でいいので普通の方へ行くと、食べ物はなんと食パンとシリアルだけ。食パンにバター塗ってカフェオレで済ませる。心はもうリバプールなのでコーヒーでとっとと流し込む。8時にチェックアウトして歩きでユーストン駅へ。
朝飯も食べたし、ロンドン2日目行動開始
旅行代理店が用意してくれた予約表をもって窓口へ。クレジットカードで本人照会後チケットを発券。意外と簡単ですな。で、何番線から乗るのだろう?電光掲示板に乗るべきリバプール行きはちゃんとあるものの、ホームが書いてない。しばらく見ていたら、発車10分くらい前にならないとホームが表示されないシステムだとわかる。決まってないのかよ!道理でみんな電光掲示板見上げてるはずだ。すごくめんどくさい!
いろんな人に聞いてやっと乗れた電車。
イギリスの大地を走る高速列車。
羊牧場で羊を追う牧羊犬赤ネロリ
ヴァージントレインという特急で2時間10分、リバプールに向かいます。車中はガラガラ。窓の外は割とすぐに街はなくなり、イギリスの田舎な風景へ。ひたすら羊牧場。たまに牛。そして大きいマージー川を渡るとレンガ長屋が見えてきました。
リバプール、ライムストリート駅に到着。改札がない!
そのまま荷物を引きずって駅前のホテルへ。意外と坂道多いんだな。かなり古風なBritannia Adelphi Hotelへ。チェックインには早いので荷物を預かってもらい、マシューストリートへ一目散。
ビートルズばっかりです。
ああ
Cavern Club 10 Mathew St, Liverpool
ついに来ましたキャバンクラブ。
デビュー前のビートルズが演奏していたライブハウスです。当時の場所は取り壊されて、すぐ横に同じレンガでそっくりに作り直したそうです。ここでビートルズは2年間で292回出演。ほんとに狭い。何百人も入ったなんて考えられない。大体どうしてこんな狭く見にくい所にライブハウス開いたんだろう?他にいくらでもあるだろうに!というくらい狭い。当時はお酒は出していなかったそうです。店が酒の免許持ってなかったらしい。ワイン倉庫を改造した場所なのにねえ。お客も出演者もほとんどが10代だったからちょうどよかったのかも。ロックンロールなんてジャンルができて数年しか経ってない時代。「先輩バンド」なんていない、ビートルズの世代がアメリカのロックをコピーしている最年長くらいだったんでしょう。現在は入場無料。飲み物代だけで見放題です。
いろんな人のサインギターが飾ってあります。クイーン、ギルモア、バッドフィンガー。
キャバーンクラブ、ランチタイム・セッション中。歌もギターも激ウマのそっくりさん。横からも見えるのがすごい。たぶんビートルズなら何でもできるんだろう。無茶なリクエストにもギター1本でうまいことやりくりしていました。キャバーンのステージは1日中誰かが演奏しているようです。CLARK GILMOREという方でした。
キャバーンクラブのステージにあげてもらったりして。
ほんとにうれしいなぁ
ストリートミュージシャンもビートルズやってます。あたり一面ビートルズ関係なのでキャッキャしてしまいますが、話す相手もなく少し寂しくなります。通りの人に話しかけて撮ってもらいます。みんな優しいです。お返しに倍くらい撮ってあげます。
となりの隣が元キャバーンの場所です。なんで変えた?
The Grapes 25 Mathew St, Liverpoo
楽屋代わりに使っていたというパブですね。どこも名所です。
Royal Liver Building Canada Blvd, Liverpool L3 1HU
歩くとすぐリバプール港です。ロイヤル・リバー・ビル。リバプールの象徴でしょう。これは見覚えがあります。映画『イエローサブマリン』の「エリナー・リグビー」に出てくるビルです。この街自体が「海商都市リヴァプール」という世界遺産。最近再開発計画を理由に、危機遺産リストに加えられたようです。
デカすぎだろ!
The Beatles Statue Pier Head, Liverpool L3 1BY
マージー川のフェリーボートとカモメの正面。
The Beatles Story Britannia Vaults, Albert Dock, Liverpool L3 4AD
世界遺産アルバートドックにある、ビートルズストーリーという博物館へ行きます。年代順に並んでいて、よくできています。日本語の音声の解説を聞きながら進んでいきます。初期の楽器は本物ではないけど、同時期のものをけっこうたくさん陳列。当時の安物ギターなのだが、想像以上にしょぼい。
街自体が世界遺産のリバプール。古いものがこんなに残っている街だったとは。リバプールって実は奴隷貿易と産業革命で栄えた街なのです。
イエローサブマリンっぽい観光船
帰り道またキャバーンによってみます。さっきとは違う人がビートルズ弾き語りでやってます。夜なのでみんな酒飲んで相当盛り上がってます。大人も子供も一緒に、俺も一緒に歌って盛りあがったり踊ったりしてみます。演奏はさっきの人の方が良かったけどね。ほかのパブでものぞいてみようかとふらふら街に出ます。
Eleanor Rigby Statue Stanley St, Liverpool L1 6AA
ビートルズの歌にある「エリナー・リグビー」の像だそうです。暗い道にポツンとベンチに腰掛けています。事情を知らなかったら見かけはかなり怖いぞ。一人ぼっちで寂しく死んでいく女性と、誰も救えなかったマッケンジー神父のストーリー。♪Ah look at all the lonely people。なんだか猛烈にさびしくなります。
ストリートミュージシャンも多いし、生演奏パブ多数。アイリッシュ・ミュージックの生演奏パブも多い。アイルランド移民が多い町だからなんだろう。町中に音楽があふれている、音楽と酒の町って感じです。酒飲めないのでホテルに帰ることにします。ちょっと寂しいなあ。♪Ah look at all the lonely peopleが脳内でずっと再生されてます。
リバプールの風景がいっぱい出てくる映画「イエローサブマリン」のエリナーリグビーhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm5919402
夜9時ごろ?Britannia Adelphi Hotelにチェックイン。築100年以上の超レトロなホテル。内装や家具が古くて豪華。ちょっと探検して盛り上がる。
部屋で明日の予習です。
マジカル・ミステリー・ツアー・バスという観光バスがあるのです。ビートルズの主な名所に連れて行ってくれて、こんな素晴らしいバスに乗って解説付きで2時間16ポンド(2500円くらいか)映画に出てくるバスそっくりだし。これはなかなかいいなと思いましたが、調べたらちょっとあっさり目なのです。ファブ・フォー・タクシーというビートルズ観光専門タクシーもある。名所を解説付きで回れるという。コースによって値段が違うが1人なので割高だよなあ。110ポンドコース(15000くらい)なんて言うのもある。こってり見たいので、バス、タクシーを乗り継いで自力で行くことにしようか。ほー、レンタサイクルもあるのか。でもかなり坂が多いよなあ。
これが映画に出てくるバス
こっちが観光バス
ビートルズ観光専門のFab Four Taxi