2日目 2/14 ロンドン

日付変更線またぐので同じ日に逆戻りです。ヒースロー空港到着。まずはツイッターで書き込みを…?イギリスで使えるように準備していたのになぜ繋がらない!言うとおりにやってるはずなんだが。どうせ俺がどこかで間違ってるんだろうけどさ。とりあえず遅れているので先へ急ぐ。

旅行会社の案内では、空港からホテルまではシャトルで送ってくれる予定。出口で僕の名前を書いたカードを掲げて待っていてくれる運転手さんがいるはず。しかし指定の場所に僕の名前は無し。飛行機が遅れたからなんだろうか?しばらく探し続けるも見つからず。初っ端からから途方に暮れるとは。ネットはつながらないし、勝手にホテルに行くわけにもいかないし。同じ旅行会社の日本人の日本人コンダクターが、他の旅行者を待っていたようなので、聞いてみると「もし会えなかったら一緒に乗ってください」と言ってくれた。ありがとうございます!とりあえずほっとする。電話はつながっていたので、ロンドンの旅行会社に電話してみると、日本人が対応!今から急いで迎えに行かせると。

到着1時間後ついに迎えに来た運転手さん。とりあえず助かった。車に乗り込んで、次に電話会社に電話して、言うとおりにスマホを再起動。やっとつながった。ほっとして窓を見れば外はイギリスの景色ではないか。やっと実感ロンドンだぜー。道すがら運転手さんは俺にロンドンの名所をいろいろ教えてくれた。マダムタッソーの蝋人形館は絶対行くべきだと!あ、知ってる知ってる!行ってみたいなあ。運転手さんポルトガル人のようで、話す英語がなんとなく英語っぽくない (笑)。俺が覚えてるポルトガル語を全部言ったら喜んでくれたよ。半分くらいは理解できたかなあ。

1時間くらい乗ってホテルに到着!プレジデントホテル President Hotel 56 Guilford St  London

予約表見せてチェックイン。やっと部屋にたどり着く。実はロンドン最初の写真がじつはこれ。

鼻かもうとロールペーパーに触ったとたん落下。なんで斜めについてんだ!そもそも設置場所が間違っとる!

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一人で大笑いしながら撮ったが、イギリス最初のツイートがこれでは情けなさすぎるので保留にしておく!トイレットペーパーは予備があったからよかったよ。

飛行機遅延と、初日はすっかり夕方になってしまった。とりあえず少しでも日があるうちに歩いて、行けるとこから名所潰していこう!大英博物館は歩いてすぐのところなんだが、もう5時だし、しっかり見たいので、雨の日のためにとっておくことにする。

 

一応アニメ歌手ではあるので、「ロンドン アニメショップ」でググってみたが、ロンドンにはほとんどなし。最初に行ったのが通りがかりのSFとアニメが一緒になったようなお店。アドベンチャータイムのグッズがそろってて、つい買っちゃうとこだった。。179 Shaftesbury Ave, London

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たそがれのロンドンタウン。Palace Theatre

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あ、ハリポタのミュージカルやってる。あたり一面劇場ばかり。さすがシェークスピアの国だよなあ。

 

ロンドンの楽器店Denmark St London

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ロンドンの楽器店街デンマーク・ストリート。日本で言うお茶の水だな。こじんまりとしたお店ばかり。看板だけあって閉店してる店も。どこの国でも通販で買う時代なんだろう。並んでいるのは売れているからだろうか、売れ筋は国によって違う。なぜかグレッチ多し!老舗のアメリカのギター・メーカーだが、今作ってるのは日本なんだよなあ。新品のギターは今や世界各国ほとんど同じでつまらないが、中古楽器はその国の音楽の歴史が見えるようでじつに面白い。ビザールギターといわれる60年代の安物ギターが多数。日本ではほとんど見ないイタリア製のEKOが多かったな。そしてテスコ、グヤトーンといった日本製も多かった。当時アメリカのギターは高価だったからだろう。

 

マッカートニー社長のmpl McCartney Productions Limited

1 Soho Square, Soho, London

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ポールさんがいるわけではないが拝んでおきたいよな。夜なのでもう閉まっていた。4月には来日。もちろん行きます。ここのの会社のHPに行くとポールの曲は全部フルで無料で聞けます。太っ腹だなあ。https://mplcommunications.com/home

 

伝説のトライデントスタジオ。繁華街の裏通りの、車も入らない通りの小さなスタジオで、ビートルズのホワイトアルバムや、ボヘミアンラプソディーが録音されてたとはね。搬入が大変そうだ

Trident Sound Studios 17 St Anne’s Ct, Soho, London

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スタジオの外で記念撮影。「悲しき天使」録音時のポールさんとメリーホプキンさんと少女合唱団。

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カーナビーストリート

60年代スウィンギング・ロンドンのメッカ。今も昔もロンドンファッションの中心地らしいです。もう少し見ればよかったな。

Carnaby St, Soho, London

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ロンドンは親切なとこだね。イギリスでジミヘンがイギリスでデビューしたライブハウスと書いてあるポールとリンダマッカートニーが最初にあったところとも書いてありました。

Bag O’Nails  9 Kingly St Soho, London

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有名なリージェント・ストリートです。日本で行ったら銀座みたいなものでしょうか。街並みに圧倒されます。

Regent St London

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ジギースターダスト!恥ずかしくて同じポーズは取れませんでした。デヴィッド・ボウイさんも去年なくなってしまいました。リージェント・ストリートの裏通りのオープンテラスの飲み屋街でした。

23 Heddon St Mayfair, London

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きたー

角を曲がって3件目。見まごうことないあのビル。3 Savile Row Mayfair, London

 

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多分今日のメインディッシュ、アップル本社跡。今は子供服屋さんだけど。ここの屋上で1969年1月、ビートルズ最後のライブがありました。僕のロックの原点はこのビルの屋上です。

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俺と同じように写真を撮っていたビートルズファンに撮ってもらいました。一生の記念になったよ。サンキュー、パーイ。あ!肝心の屋上が欠けているじゃねえか!

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グーグルアースで上から見たアップルビル

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これが映画の屋上シーン。40年近く前なのにそんなに変わってないですよね。

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ビートルズは解散間際、このビルの中に事務所とレコード会社とスタジオを作ります。ドキュメンタリー映画『LET IT BE』はこのビルが舞台です。各メンバーが作曲した曲をギターやピアノ一本でみんなに聞かせて、それを元にみんなで試行錯誤しながらアレンジして仕上げていく過程が描かれています。このビルの地下のスタジオでアルバムを録音し、映画の最後に屋上でゲリラライブをやって締めくくるというドキュメンタリー映画です。中学一年の時にテレビで放映されたのを見て圧倒されました。それまでビートルズのレコードは親戚にもらったり、友達から借りたりしていたのですが、「LET IT BE」見てからしばらくはビートルズ以外ほとんど聞くことはありませんでした。中学3年になるまで、買ったレコードは全部ビートルズ関係。ギターもここから本格的に始めます。以来どんな素晴らしい音楽に触れても、一位はずっとビートルズでした。映画はバンド解散前のギスギスした雰囲気がもろに描かれていて、たぶんそれが理由で『LET IT BE』はDVD化されてないんだと思うのですが、動くビートルズ初体験の俺には何から何までかっこよく見えました。オーバーダビングなしのスタジオライブレコーディング。ベースのポールがギターやピアノを弾く時は、代わりにジョンやジョージがベースを担当する全員のマルチミュージシャンぶり、完成形とは全然違うアレンジ、歌詞、アドリブフレーズ。ミストーンや歌詞間違い意図的にそうしたんだと思ってたなあ。当時はテレビで洋楽ロックの映像なんてほとんど放映してなかったし、ビデオはないので、テレビを録音したテープと、雑誌や本に出ている写真と、あとは残像で勝負でした。集中力はすごかったかも。

屋上

http://www.nicovideo.jp/watch/sm29605814

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現在子供服屋さんなので中にも入れます。入り口にはたぶんうるさいファンが来るので、今でもこうやってビートルズ飾ってあるのでしょう。エレベーターで3階までは行けますが、その先、屋上へは行けません。大きならせん階段と豪華な内装。当時から残っていたものかどうかはわかりませんが、勝手に想像したりします。

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なんとアップルスタジオ地下室への階段もありました。ここがアップルスタジオ跡。ジョンやジョージがスタジオ入りする場面が映画に出てきます。しかし楽器の搬入はどう考えても大変そうです。中のエレベーターを使うにしても、ピアノとかどうやって入れたんだろう。

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この通りはSavile Rowといって、「背広」の語源になったといわれる通りです。道の両側全部アパレル関係で、今でも高級テイラーが多い。割と静かな通りで、こんなとこで演奏するんだから、当然警察は来るよなあ。しかし見かけが49年前とほとんど変わってないのがすごい。

 

しばらくそのあたりでうろうろしていました。脳内ではもちろんビートルズが流れております。幸せをかみしめておりますが、はた目から見たら危ないおじさんです。7時を知らせる鐘が近くでなっていました。

 

6 Masons Yard, St James, London

ジョンとヨーコが初めて会ったという「インディカ・ギャラリー」。探すの苦労した割に、「へー」という感じだになってしまった。

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Piccadilly Circus London

ピカデリーサーカス。ロンドン観光の中心でしょう。昼間に来ればよかったな。広場の真ん中にあるエロスの像の周りではダンスチームが踊っておりました。もう少しましな写真が撮れなかったのか。

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赤い電話ボックスもロンドン名物なんですね。ほとんど使われなくなったでしょうに、でもまだあちこちにあります。ロンドンらしい風景として頑張って保存してるようです

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だらだら歩いてテムズ川にたどり着きました。観覧車ロンドンアイ、遠くにビッグベンの時計が見えます。テレビや映画でよく見るロンドンの夜景です。こんなところまで連れてきてくれたGooglemapよありがとう。さらにだらだら歩いて9時ホテルに到着。気が付けば4時間も歩いてたのか。晩御飯はホテル前のピザハットで済ませてしまった。ピカデリーサーカスでフィッシュアンドチップス食べておけばよかったなあ。スーパーで水と炭酸水を買って部屋へ。便器の写真をアップ。初日から濃かったなあ。

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このへん

1日目 2/14 成田~ロンドン

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僕はここ10年何度も海外に行って歌ってきました。北米南米、アジアが主ですが、ヨーロッパも数は少ないですが行きました。フランス、スペイン、ドイツ、イタリア(サンマリノ)。去年の暮もフランスでした。でも僕はブリティッシュロックが大好きなのです。ビートルズ、フー、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、クイーン、きりがないです。イギリスに行ってみたいのです。お昼にはフィッシュアンドチップスを食べ、3時にはお茶とスコーンを食べ、アビーロードのスタジオでVOXのアンプを電圧240ボルトで鳴らし、薄暗い地下のライブハウスで歌ってみたい。だけどアニソンの仕事は今のところゼロ。僕にとってイギリスは永遠の片思いなのか。また大病でもして永遠に行けなくなったとしたらたら死んでも死に切れん!

なんてことを冗談半分でよく言っていたのだが、突然寒河江が、事務所で旅行代出すから言ってきてくれと。「え!そりゃ悪いよ」「いやずっと忙しかったから是非」「自分で出すよ」「いい曲書いて帰ってきたらいいから」「書けないかもしれないじゃん」なんてのを繰り返し、結局プレゼントしてもらうことになったのです。

よーしこうなったら一人で行って福山バンドで出来るように渡りつけてくるか!なんとなく人が集まるところへ行って、ストリートでもオープンマイクでもチャレンジして1曲でも歌おうかと。そうすりゃ来年くらいはちっちゃい所で…。最初はそんな思いもありました。しかし日が近づくにつれ、どうしても行っておかなきゃいけない所がどんどん増えていくのです。有名な横断歩道。伝説の地下のライブハウス、アルバムのタイトルになった通り。聖地巡礼です。何十年も前のものなのに、イギリスというのはまだそのまま残っているところが多いのです。調べれば調べるほど、行きたいところは増え続け、渡航直前にはgoogle mapには行きたいところチェックの黄色い星だらけになってしまいました。ということで、2/14~21の8日間イギリスに行ってきました。どうせ一人旅だから、とことんマニアックな旅にしてやります。

青字は当日にTwitterで書いていたものです。

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朝の羽田空港だよ。仕事じゃないから気楽だよ。でも2時間遅れ。天気がいいなあ。

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鼻から麺!出発までまだまだ時間あるので、つけ麺だ。東京駅だと並ばなければいけない六厘舎けど、ここならすぐ食べれるのだよ。最後の日本食。この写真を1人で撮っているバカバカしさ。2時間も遅れりゃ暇だし腹も減ります。

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そろそろ出発。 さて俺はどこへ行くのでしょうか? 久々の一人旅。 寒い日本脱出だぜ!

冬のイギリスですから防寒対策もそれなりにしてっいたんですが。予想に反して暖かかったんです。