今日は5ポンド払って朝飯ちゃんと食べる。今日はたくさん歩く予定だからな。
ホテルの前でもう一度撮影してみる。こっちのが似てる。プレジデントホテル President Hotel 56 Guilford St London

さあ今日は念願のアビーロードスタジオへ行くよ!朝早くいけば交通量も少ないだろうし、写真も撮り放題だぜ。3 Abbey Rd, London NW8 9AY 


ラッセルスクエア駅から地下鉄に乗って、地下鉄乗り換えてセント・ジョンズ・ウッド駅へ。降りて歩いて5分。見えてきたよ世界一有名な横断歩道!。意外と道幅狭い。しばらくぼーっと眺めてる。実はアビーロードの横断歩道って三叉路だったんだな。横断歩道を渡ると、ビートルズのほとんどの曲がレコーディングされた世界一有名なレコーディングスタジオ「EMIスタジオ」。今は名前も「アビーロード・スタジオ」だ。長く音楽やってきたけれど、「録音する場所なんてどこだっていい。丁寧に作って工夫すればいい音にはなる」と思ってやってきた。でもきっと、ほんとはやせ我慢なんだと思う。ここで録音した音を子供のころから耳に刷り込まれてきたんだから。世界中のミュージシャン、エンジニアは、これを超えるためにどれだけの労力を使ってきたんだろうか。やっぱりここで録音したいなあ。黙っていてもあのサウンドになるんだったら、どれだけ素晴らしいんだろう。まあ今は機材も違うから同じ音はしないだろうけど、やっぱり何かあるんだと思うなあ。ここに来れただけで、このはしゃぎようだから、中で録音なんかしたら死んじゃうかもしれない。朝8時なのでスタジオはオープンしてない。まあどうせ入れないし。ぐすん。
さて横断歩道に来た。予想通り交通量も少ないけど、撮ってくれる人もいないじゃないか。アビーロードウェブカメラの俺のライブ映像!福山恭子が家でスクリーンショットしてた。https://www.abbeyroad.com/crossing
スタジオの写真を撮ってビートルズファン発見
お互い撮りっこしようぜと画策

まずはいい写真を撮ってあげた。さあこんどは俺の番!!!おいおい道の端っこからとるのかよ!

「真ん中行って撮ってくれないか」と言ったら、「危ないだろ!」と言い返された。ごもっとも。撮ってくれた写真を見返してちょっとがっくり
やっぱりちょっと違う。そこじゃないだろ!
日本人の方が少しずつ集まってきて、結局7人になりました。協力していただいた通りがかりのみなさん、ほんとにありがとうございました。

最終的に日本人7人の大集団にまでになる。みんな20代のビートルマニアでした。旅の情報交換したりして。楽しかったなあ。キャッキャしてる50代はさぞ気持ち悪かったでしょう。これからリバプールへ行くという一人旅の女の子もいました。みんなお達者で。
そうそう!これでしょ。

スタジオの横にはお土産物屋さんもできていました。横断歩道の男2人の日本人と仲良くなり、一緒に見て回りました。一人は音楽のミキサーエンジニアさんでした。貴重なマイクや機材やらたくさん展示してありました。マニアックな話で盛り上がります。浮かれているので結構お土産買ってしまった。
お土産物屋さんを出ると横断歩道にはもうたくさんの人がいてみんなで写真撮っています。団体客もいるようで、あたりはお祭り騒ぎです。土曜日だもんなあ。スタジオはオーケストラのレコーディングがあるのか、クラシック楽器を持った人たちが続々入っていきます。2時間もこのあたりにいたことになります。バカだよなあ。みんなにサヨナラしてまた一人で行きます。

有名なポールさんの家。スタジオから歩いて5分くらいのところにあります。この外観は昔から本や雑誌で何度も見ました。48年くらい住んでるということになります。今は住んでないのかな。割と普通の豪邸です。

セント ジョンズ ウッド駅にもどって、また地下鉄に乗って、隣の駅まで行きます。歩いても行けるん だが、オイスターカード使って乗れるのが楽しくてさ。さて次はベイカーストリート駅。シャーロック・ホームズで有名なベイカー街です。地下鉄のホームにもにもホームズの看板。結構グロいぞ。
Baker Street Station, Marylebone Road

有名なホームズさん

シャーロックホームズ博物館、ベイカーストリートの下宿跡です。ちゃんと原作通りの場所にあります。ものすごい行列。マニアなのでここは見逃せません。
シャーロック・ホームズ博物館 The Sherlock Holmes Museum221b Baker St, Marylebone, London NW1 6XE

二階からベイカーストリートを見下ろす図。NHKで80年代に放映していた「シャーロック・ホームズの冒険」が大好きでした。死んだ父親もホームズ大好きで本全部持ってたなあ。オープニングのこれを記憶から真似しようと試みましたが、全然違ってた(笑)これじゃブラインドから覗く「太陽にほえろ」のボスだよ。

たまらん、いっぱいいる。

1番悪い奴、モリアーティ教授もいました。
実在の人物じゃないのに原作通りの場所に博物館があるってすごいよなあ。デヴィッド・スーシェの「名探偵ポワロ」も大好きだったので、次はこっちも探してみたい。
入り口のお巡りさん(記念館の係の人)と

ビートルズの映画「A HARD DAY’S NIGHT(ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!)のオープニングに出てくる通りです。メリルボーン駅です。Marylebone Station


誰もいなかったので走ってみました。1人でこれはさすがにバカだよな。
ビートルズの映画「A HARD DAY’S NIGHT(ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!)のオープニングに出てくる通りです。ほとんどそなまま残ってる!メリルボーン駅の裏の通りなのですが、人っ子一人いません。三脚立てて写真を撮りました。まだ人が来ないので、走ってる写真を撮りました。まだ来ないので、動画も撮りました。(ロンドンマジックMVにでてくるやつね)。5回くらい走って疲れました。ジョージハリスンみたいに転んでやろうかと思いましたが、53歳が一人でやることではないなと思いやめました。一人すれ違いました。
映画にこの駅の中も出てくるのですが、これは改装されてたのかなあ。まあ50年前なんだからこれが当然なのだが。キオスクみたいなスタンドでホットサンドイッチを食べました。映画みたいに三角パックの牛乳でもあったらよかったんだけど。

ここからひたすら歩きます。Googleマップには行きたいところにとりあえず星印はつけたのですが、何の名所だかわからなくなってしまったので、とりあえず行ってみます。
リンゴ、 ポール、 ジミヘン 、ジョンが続けて住んでた家だそうです。34 Montagu Squareここでジョンとヨーコが浮気して裸のジャケット撮影して、ドラッグで逮捕された場所らしいです。
60年代のミュージシャンって今考えたら悪い奴ばっかりです(笑)アジトです。意外と小さいフラット。それが名所で看板になってるんだからすごい町だよ。

アップルブティック跡地。94 Baker St
1968年ビートルズが作ったアップルレコード。音楽以外にもいろいろやりたかったのか、ブティックを開店します。スウィンギング・ロンドン華やかな時代を象徴するようなサイケな壁画。ビートルズはレコードは売れましたが、ブティックはずさん経営のためあっという間に赤字経営に。ペイントはもうないけれど、建物自体はそのまま残ってます。

鳥なう

変わらないロンドンだけど、 変わっちゃったところもあるんだな。入れないので雰囲気だけでも。EMIの本社があったビルらしいです。ここで1stアルバムのジャケットを撮影したんですな。20 Manchester Square

ビートルズがロンドンに出てきて、4人で住んでたのがここらしいですな。結構立派な家ですな。57 Green St

写真撮り間違えた!このビルの右横の半分だけ写ってるビルが、ビートルズの初期にポールが居候してた女優ジェーン・アッシャーの実家。実家に4,5年居候ってすごいよな。ここでジョンと一緒にたくさん曲を書いたらしい。 WIMPOLE ST 57
ヘンデルとジミヘンのロンドンの家博物館です。時を隔てて同じところに住んでたのね。では行ってきます。Handel & Hendrix in London

入っていきなり、ジミヘンとヘンデルのコスプレ部屋がありました。

じゃぁヘンデルでしょ

なんとジミヘンの部屋が再現されています。歌詞やレコードコレクション、得意だったというモノポリーもちゃんとありました。 ♪wind cries mary


ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」。小学校の時に給食の時間によくかかってました。子供の頃、妹がピアノの発表会のために練習していたのを覚えています。俺は一番しか弾けません。今でもほんとに大好きな曲です。
もう一度アップルビル跡地に来ました。こんどは昼間なので映画のあの感じです。曇ってればもっと似てたのに。やっぱりここは離れがたいです。3 Savile Row
見上げれば屋上ライブ会場、足元を見つめればスタジオ跡です。

リージェントストリート。


きたー。やっと観光地らしいところにきました。土曜日なのですごく混雑しています。Big Ben
一番の観光地が国会議事堂ってすごいよなロンドン。学校のチャイムと同じあのメロディーが鳴り響きます。THE WHOのデビューアルバムMy Generationみたいな写真が撮りたくて、歩道のガードレールの上にスマホ立てかけてセルフタイマーで撮ったのだ。残念ながら場所はちょっと違ってたようだけど、まさか次のアルバムのジャケになるとは。

黄昏のロンドンタウンに来て、ウィングスの「黄昏のロンドンタウン」を口ずさんでみる。晴れ男なので、銀色の雨は降っていないけれど。

ビートルズのソロアルバムで最初に聞いたのが、ポールの「ロンドンタウン」。中2だった。最初にロンドンという街を意識したのが1曲目の「たそがれのロンドン・タウン」という曲でした。“Silver rain was falling down. Upon the dirty ground of london town”「銀色の雨が汚い地面に降り注ぐロンドンタウン」ていうとこ。汚れたロンドンの地面に銀色の雨が降るのかよ!かっちょいい!って思ってた中二。まさか福山恭子にLONDON MAGICで拾われるとは。
平日に行けばよかったロンドンアイ。めちゃめちゃ並んでた。Coca-Cola London Eye

寿司が売ってた!観光地のど真ん中で。

なぜこの顔にした?ちょっとかわいいぞ。

そろそろ帰ろう。観光地のど真ん中でフィッシュアンドチップスも食ったし。

今日のおさらい。気がつけば夢中で12時間歩いてたことになるのか。どうかしてるよな。でも、いろんな人と会って、いろんなことを思い出して、いろんなことを考える、素晴らしい日になりました。一人旅って寂しいけどそこがいいんだよね。イギリス人は英語もろくにしゃべれない観光客にもとても優しいよ。

今ダブル福山のデビューシングルのジャケ案が届いて、ロンドンと厚木で大爆笑中です。これはすごい。楽しみに待っててください。ヨシキングのデザイナーさんです。

せっかくギター持ってきたのに、あんまり弾いてない。まぁホテルだし。思いっきりはできないからね。一弦が切れたので、張り替えたくらいか。あーもっとずっといたいなロンドン、もっと英語ができるようになりたい。俺今まで何やってたんだろう。あんだけビートルズ歌えるのに。
